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管理人的求人の選び方3

おー、思いのほか長くなってきましたね。

 

ってことで、前回までは「求人票で分かるブラック企業」の避け方を見てきましたが、今度は逆に「求人票で分かる自分が入れる会社」の見分け方を見ていきます。

 

求人票サンプル - Google ドキュメント

 

というわけでポイントはこれだ!

1.若さ経験資格、ないなら素直に諦めろ

まあ基本的な要求条件という点ですね。あっちは大抵この辺の条件に合わない人を目にとめる気は一切ありませんので、こっちも存在しないものとして扱った方がいいでしょう。

 

「年齢不問」は信用しないように。会社は「年相応」というのに物凄くこだわります。「○○代歓迎!」は「○5歳以下のみ」。業界にもよりますが、例えばゲーム業界の場合25歳の業界未経験だと「何もしないでプラプラしてきたオッサン、視界に入れると目が腐る」として扱われます。現場系だと逆にあまりにも人が来ないので「日本語が理解できるなら誰でもウェルカム」とかなってる場合もありますけど、それはそれで入った後が怖いのでよくよく内情を調査しましょう。

 

あとこれは特にデスクワーク希望の男性に注意してほしいのですが、未だに「男は現場、女は事務」という古いジェンダー意識でポストを決めている会社は山ほど存在します。あとは、社長が事務方を「自分のハーレム」と勘違いしてるとか。求人に「女性活躍中」とか書いてあるのがそういうポスト。男女雇用機会均等法という上っ面だけの法律の都合で「女以外ヤダ」と正直に書かないだけ。

ハローワークもそういう会社があることは熟知しているので、応募する前に電話で確認を取ってくれます。そもそもそんな古い性役割意識を死守しようとする会社、あなたがどんな属性であろうが、どんな形であろうが入ること自体避けよう。

 

2.露骨に嫌ならやめておけ

管理人はもはや「ゲーム業界就職、仕事での成功」を一切求めない、自己実現なんてどうでもいい、といういわゆる「無気力、投げやり」状態ですが、どうでもいいなりに扱う商材や仕事の内容は選びましょう。さすがに「扱えば扱うほどげんなりしてくる商材」とか「苦痛過ぎて絶対にやりたくないことばかりの職種」とかはダメです。

折衝や営業トークやプレゼンが心底嫌なのに営業とか、車を運転するのが怖いのに配送とか、体育の時間がトラウマなのにスポーツ業界とか、健康商品(笑)の誇大広告の片棒を担がなきゃいけないとか、脱法賭博を軽蔑しているのにギャンブルマシーン開発会社とか、あからさまなクソゲーを開発しなきゃいけないとか、自分がメンタル壊すギリギリを検証するような真似をすると、結局すぐ辞める未来が見えるわけで。でも下手に経験があるから転職しようにも同職種にしか行けないとか、仕事恐怖症を発症してニートに逆戻りとかね。百害あって一利なし。

「別にどうでもいい」程度のプラマイゼロならまだいいんだけど、マイナスはやめよう。いくらなんでも。

 

3.履歴書手書きなんかするな

今時履歴書というのはネットからテンプレ拾ってきて必要事項を書いてEメールで送って終了、あからさまにパソコンに疎い業界はコンビニのコピー機で印刷して郵送なのですが、稀に「手書きの履歴書」を要求してくる会社があります。「文字が人柄を表す」だの「手書きの方が温かみがあり情熱が伝わる」だのなんだの理由をつけて。

 

で、管理人はどうするかというと「履歴書手書き⇒ブラック企業」と見なして、ブラックリスト入り。二度と関わらない。履歴書ごときで実利よりも根拠薄弱な精神論を優先した所業が横行するようなら、面接でも自己陶酔に基づく支離滅裂な精神論を演説され、入社後はかくのごときアホな精神論に基づく非能率的な業務フロー、営業手法、違法な労務管理に振り回されることが目に見えているから。するってえと、そんなやり方でやっている会社は経営が危なっかしく、それでいて改善のためのまともな対策を打つ頭もない、という内情まで妄想できてしまうという寸法です。

 

まー今時は99.9%印刷なので、手書きじゃないからと言って即非ブラック、健全経営とは行きませんけどね。

 

余談ですが管理人はスーツを着るのも嫌なので、履歴書の写真は私服で押し通してます。いちいち企業に確認するのも面倒なので、私服の履歴書が素通しなら、服装自由だろうという推測。

 

4.「面接1回のみ」が狙い目

 

会社というのは基本的に完璧超人を求めます。特に、経営が危なっかしくて「スーパーマンが助けに来てくれたらなあ」という妄想を抱いているところとか、超受け身で「何となく人を入れたいけど、どんな人が欲しいか自分でも分からないからとりあえずスーパーマンが来るまで待ってみよう」精神のところとか。

 

ま、向こうもとかく「失敗しないように」が最優先なので、誰がみても非の打ち所のない完璧超人以外嫌だ、何とか完璧超人である裏付けが欲しい。そうすると、書類でいかに経歴が素晴らしく実績を残したかをジャッジし、どれだけ意識が高い上にイエスマンで過酷な業務に耐えられるかを複数人が確かめるために何回も面接をして、素人が作った業務に関係あるか分からない学力テストもどきをして、占い以上の精度はない上にあわよくば発達障害の素人鑑別までしてやろうという魂胆が見え見えの適性検査をして…と、長々と高いハードルを設けて来た人来た人みんな落としていく。

当然ですが、そんなところに入れる率は小数点以下何桁まで行くか分からないので「もう知らん、そうやって永遠に白馬の王子様が来るまで閉じこもってろ」と無視して通り過ぎればいいと思います。

 

でも逆に「そこまで厳しいハードルはなくとも、最低限仕事ができて意識高そうなら」という会社もあります。そういうところは、面接1回で終わるところもある。特にニートだったり、転職回数が多かったり特殊な経歴を持ってたりする場合は真っ先に行きましょう。

企業の人事は、レベル低いです。自分の理解力の中でしか他人を理解しようとしません。書類を送っても、空白期間や早期退職歴があると機械的に「うわーニートが描いた履歴書触っちゃった~ニート菌が移っちゃう~www」という回答を勝手に導出して終了。でも逆に、面接で上手いこと言えば、すぐに手のひら返すこともある。受ける側としては、ここにチャンスがあります。

 

まあ、普通は「書類選考→面接1回」だと思って、面接2回以上あるところはスルー、書類選考なしは(もちろん職種や各種条件は吟味したうえで)すぐ突撃…という目安でいいと思います。ハードルが少ないところを選ぼうということですね。

 

余力があれば、採用理由を見て「増員」だとなおいいかもしれません。「欠員補充」だと大概「その欠員と全く同じ年齢、同じ性別、同じ経験年数…それでいて、前の奴よりも頑丈で有能で従順だったらいいなあ」と求められるところを「増員」だと「前と同じ人」は求められないので。

あとは複数人採用のところも狙い目と見なしてます。こちらは競争率が低いところを選ぼうと。ただし、人数が適正かどうかのチェックは忘れずに、5人の会社なのに2人新人入れるみたいな多さなら、向こうは新人をまともに相手する気がなく、使い捨て前提で勝手に戦力になるのを受け身で待とうという魂胆です。

 

5.ド素人の基本給は18万

まあ相場として。バイトとか新卒はだいたいこの前後から始まりますし、やったことない仕事に就くのなら初手はこのぐらいかと。ちなみに「基本給」で見てくださいね。

 

前も言いましたがこれがあまりに上下にブレてると危険です。前回は上限と下限がブレてると危ない、と言いましたが今度は他の会社も含めた給料の相場から見て。下の方だと単純にモチベに関わる。上が高すぎると釣りか、さもなくば向こうも超高望みして完璧超人要求される。

 

「管理人的求人の選び方」はこんなところです。参考になれば。あとは、選考過程とかネットの評判とかでも補足していきましょう。まあそこらへんは要望があれば書いていこうかと思います。

 

なお、面接に行って求人票と違うこと、「土日祝休みのはずなのに土曜日も普通に出勤だった」とか「正社員のはずなのに行ってみたら3ヶ月契約のバイトと言われた」とか「事務の募集だったのにいつの間にかテレアポをやる話になってた」みたいなことを押し付けられる場合は完璧なブラック企業です。速攻で退出の上、ハローワーク経由の応募だったら後の人が間違えて応募しないように「コイツ詐欺求人です!」とチクりましょう。